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「ゲームオブスローンズ」シーズン8第6話感想!ついに迎えた最終回!!

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※ネタバレを含みますのでご注意ください!!

 

こんにちは!

 

ゲームオブスローンズシーズン8第6話の感想です。

 

ついに最終回となりましたね。

 

シーズン1からここまで長かったあ。

しかし面白かったです。

 

それではそんな物語の集大成である最終回を振り返っていきましょう。

 

 

1.まさに死屍累々・・・

さすがにこれは悲劇としか言いようがありません・・・

 

焼かれたままさまよう人。

嘆いている人。

 

そしてアリアを守ってくれた親子・・・

 

悲劇としか言いようがないですし、その光景はまるで地獄のようでした。

 

あの光景を見て、ティリオンとジョンはさぞ胸を痛めたことでしょう。

 

そしてそんな中、さらにラニスター軍を処刑しようとするグレイワーム。

 

確かにグレイワームの言う通り、兵士は自分の意志でサーセイについていっていたわけですから、負けた場合処刑されるのは仕方ないかもしれません。

 

しかしもはやグレイワームはそれを言い訳に復讐しているようにしか見えません。

 

もしくはミッサンディを失って、その怒りを抑えきれず、八つ当たりしているようにしか見えませんでした。

 

気持ちはわかりますし、言い分もその通りではあるんですけどね。。。

 

やはりやりすぎな感が否めません。

 

2.兄と姉の遺体を見つけるティリオン

なんとも・・・なんとも・・・という感じです。

 

なんとも言えません。。

 

唯一の家族である兄、姉を失ってしまったティリオン。

 

ジェイミーはもともとティリオンに対して好意的だったので、悲しむのはわかるのですが、たぶんサーセイのことも想って泣いていたんでしょう。

 

あんな姉でもティリオンは大切に思っていたんですね。

 

だからこそ、必死に降伏勧告のお願いをしていたわけですね。

 

そして決戦の時も逃がそうと画策した。

 

でもその想いは届かず、というか成就せず、家族を失うことになってしまった。

 

あそこで決意したんですかね。

デナーリスとの決別を。

 

このまま彼女が進んでいけば、同じような悲劇が繰り返されると思ったのかもしれません。

 

3.デナーリスの演説

僕は演説を聞いていて

「解放という大義の元に自分に従わないものは皆殺しにする」

そう言っているように思いました。

 

世界の果ての果てまで行って、従わないものを解放の大義の元、皆殺しにしていく。

 

そして残った人たちと国を作っていくと。。

 

その「解放」こそ権力の輪の破壊であり、今も支配されている人たちへの「慈悲」である、と言っているように聞こえました。

 

でもこれはやはり慈悲ではないと思います。

 

死んでしまったらそこでおしまいですから。

やり直すことができません。

 

焼け野原にすることが権力の輪の破壊につながるとは思えないのです。

 

やっぱりそれはどんな大義名分があっても虐殺です。

 

シーズン1からずっとデナーリスを見てきて、そしてここに来て思うのは「どうしてこうなった」です。

 

ほんとどうしてこうなってしまったんでしょう。

 

ミッサンディが殺されなければ・・・

ジョラーが死ななければ・・・

そもそも北へ行かなければ・・・

ウェスタロスへ行かなければ・・・

 

もっとさかのぼれば

カール・ドロゴが死ななければ・・・

とか

そもそも

エイゴン・ターガリエンが狂王にならなければターガリエン家が辿る運命自体が変わったはず。

 

「もしも」の世界はありえませんが、デナーリスファンとしては考えずにいられませんでした。

 

4.ティリオンとジョン

もはやデナーリスを止められるのはジョンしかいません。

 

少なくともティリオンはそう思っていたでしょう。

 

何が「正義」なのか。

 

信じた女王に従い続けることが正義なのか。

それとも間違っていたら止めることが正義なのか。

 

ここのシーンで印象的だったのはティリオンもちゃんとデナーリスを愛していたという点です。

 

ちゃんと、というか女王として愛し、信じていたってことですね。

 

でもあれだけの虐殺をしてしまった彼女を以前と同じように信じることはできない。

 

うん、そりゃそうです。

 

ジョンなら虐殺はしないだろうと言ってましたが、確かにジョンならまずそんなことはしないでしょう。

 

この後、ジョンがデナーリスと会って、どんな話をするのか気になっていましたが、まさかあんなことになるとは・・・

 

5.デナーリスとジョン

ついにデナーリスとジョンの会話です。

 

雪が積もり、見る影もなくなってしまった王の間。

そしてそこにポツンと置かれた鉄の玉座

 

もはやあの鉄の玉座になんの意味があるのでしょうか。

 

見てる僕はそう思っていましたが、デナーリスは感慨深げに鉄の玉座に触れていました。

 

そしてそこに現れるジョン。

 

デナーリスがジョンに共に権力の輪を破壊しようと問いかけます。

そしてジョンは君は俺の女王だと答えます。

 

なんと、ジョンはやはりデナーリスについていくのか!

と思ったその時。

 

グサリ・・・

 

血を流し崩れていくデナーリス。

支えるジョン。

 

もう何も言えません。

 

どんな事情があれ愛している人を殺すなんて、例えようのないくらい辛いに決まっています。

 

胸が詰まりました。

 

しかもデナーリスのところへ向かう時、途中でドロゴンがジョンに敵意があるかないか確認していました。

通していいやつなのかどうかの確認ですかね。

 

どちらにしてもジョンはそのドロゴンのチェックを通ってデナーリスのところへやってきました。

 

ということはジョンのあの行動は間違いなく敵意を含んだものではなく、純粋な愛からの行動だったということです。

 

愛しているからこそ、ここで止めなければならない。

これ以上、悲劇を生み出させないために。

 

辛いですね。

でもあれができるのはジョンだけです。

 

なんとも・・・という感じです。

 

6.燃える鉄の玉座

一瞬、ジョンが燃やされるのかと思いましたが、燃やされたのは鉄の玉座の方でした。

 

ドロゴンは直観的にあの鉄の玉座こそ、すべてを狂わせる諸悪の根源だと気づいたのでしょうか。

 

デナーリスがあの鉄の玉座はエイゴンが倒した敵の剣で作られていると言っていました。

 

言うなれば鉄と血と倒された敵の恨みと悲しみでできた玉座ということです。

 

負の象徴のようなものではないでしょうか。

 

それをドロゴンは燃やしました。

完全に溶けきるまで。

 

そしてデナーリスを連れてどこかへ飛び立ってしまいました。

 

あれは

「俺たちはこの負の連鎖、恨みの連鎖から降りる」

というドロゴンのメッセージのように思いました。

 

もうあとはデナーリスと一緒にどこかで静かに暮らしたいというドロゴンの想いだったのではないしょうか。

 

ドロゴンもずっとデナーリスの傍にいましたからね。

彼女の抱える苦悩も悲しみもよくわかっていたのでしょう。

 

言葉を介したコミュニケーションをしないだけに他の人間たちより、さらに深く彼女のことを理解していたのかもしれません。

 

だからこそその全ての根源である鉄の玉座を燃やすつくした。

鉄の玉座を倒したとも言えるのではないでしょうか。

 

あのあとドロゴンは発見されていないようですが、どこかでデナーリスと共に静かに暮らしているのでしょう。

 

むしろそうであることを願います。

 

あとデナーリスを起こそうと揺らすドロゴンがなんとも切なかったです。

 

7.集まる諸侯

そしてそれからどうなるのかと思っていたら、どうやら少し時間が経過していたようですね。

 

かつてサーセイたちが夜の王対策の会議をしたドラゴンピットに諸侯が集まっていました。

 

サンサやアリア、ブラン、ヤーラたち。

 

これからティリオンとジョンの処遇を決定する様子。

 

ヤーラはまだデナーリスに忠誠を誓っているようでしたね。

義理深い。

 

話の流れは誰を次の王にするか、に変わっていきました。

 

申し訳ないですが、名前のわからないサンサ曰くの叔父さまが立ち上がった時は「ん?」と思ってしました。

彼は誰だったのでしょうかね。

 

サムがみんなで決めようと発言した時、一瞬、国民投票をするのかと思いきや笑われてしまい、そういう決め方はしない様子。

 

いったいどう決めるのかな、と思っていたら、結局はティリオンの考えを聞くことに。

 

なんだかんだ頼りにされてますね。

グレイワームはティリオンが大っ嫌いなようですけど。

 

そして最終的にブランが王に。

 

決まってみるとこれしかないという感じですね。

 

一番おさまりがいいでしょう。

 

ブランが王ならどんな謀略も通用しませんし、もはや仙人ですから、余計な欲に目がくらむこともないでしょう。

 

むしろこれからは代々三つ目の鴉を継ぐ者が王になればよいのでは?と思いました。

 

それが一番信頼できると思います。

 

そしてまたティリオンが王の手に。

 

自分もやりたくないのに王になるんだから、君もやりたくなくてもやれっていうブランのセリフはちょっと面白かったですね。

 

それがいい償いにもなりますし。

 

グレイワームは死刑にしたいみたいですが、死刑は一瞬で終わってしまうので、ある意味、楽といえば楽。

でも生きてずっと償い続けるのはある意味、死刑よりも重い刑。

 

あと人は誰でも失敗してしまいます。

失敗してしまう生き物だと思います。

 

だからこそやり直しの機会を与える「許す」ということが大事なのではないでしょうか。

 

ブランは許せる王様ということですね。

 

王様、というかやっぱり仙人の方がしっくりきますけど(笑)

 

あとサンサはきっちり北の主権を守り抜きましたね。

どこまでも強かです。

 

ある意味、彼女の一人勝ちかもしれません。

 

8.そしてジョンはナイツウォッチへ

結局、ナイツウォッチへ逆戻り。

 

もともとナイツウォッチの総帥でしたしね、それが一番いいでしょう。

 

やっぱりジョンにはナイツウォッチの衣装が似合っています。

 

自分のやったことが正しかったのかわからないみたいなことをジョンが言っていましたが、それは誰にもわかりません。

 

でも少なくともこれからデナーリスに虐殺される可能性のあったいくつかの命は救ったでしょう。

あとデナーリス自身も救ったと言えるのではないでしょうか。

 

ティリオンが確か10年後また聞きに来いみたいなことを言っていましたが、確かに時間が経たないと正しかったかどうかはわからないと思います。

 

というよりも正解なんてないですよね。

 

自分で何が正しいのか考え行動するしかない。

その結果、デナーリスは慈悲という大義の元、虐殺することを選び、ジョンはデナーリスを殺すことを選んだ。

 

何が正解だったかというのは後の世の人が決めることでしょう。

 

まあしかしブランに勝る王は今となってはいない気もします。

なのでブランが王になる結果を導いたジョンは正しかったのではないでしょうか。

 

9.スターク家それぞれの行く先

意外だったのはアリアですね。

まあサンサと共にいるとは思いにくかったですが、まさかさらに冒険を求めるとは。

 

でも彼女の性格を考えると納得かもしれません。

 

西に何があるのか見に行く。

いったい何があるんでしょうね。

 

アリア主人公のスピンオフとかがあっても楽しそうです。

 

そしてサンサは北の女王になり、ブランは六王国の王、ジョンはナイツウォッチ。

 

なんだかおさまるところにおさまったという感じで、終わってみるとこれが一番よい終わり方である気がします。

 

10.ジェイミーの物語を綴るブライエニー

王殺しで止まっていたジェイミーの物語を加筆していくブライエニー。

 

彼女はキングスガードになったようですね。

 

最後の「王を守って死す」(だったかな?)、ここが印象的でした。

 

王を殺したキングスガードから、ちゃんと王を守るキングスガードへ、ジェイミーの物語が変わったわけです。

 

ジェイミーが最後まで己の正義のために生きた証ですね。

 

それをブライエニーが綴るというのがなんとも感慨深い。

 

ブライエニーの彼への愛情が伝わってきます。

 

きっと色んなことを思い出しながら書いたのでしょうね。

 

とてもいいシーンでした。

 

11.新しい王の側近たち

ブロン!!

ブロンここで来たかあ!!!

 

なんだかんだ生き残りましたねえ。

というかきっちりハイガーデンの領主です!

出世しましたねえ。

 

彼もこの物語の中ではかなり成功した方でしょう。

 

ホントに世渡り上手。

 

あとはサムがメイスターになっていたり、ダヴォスが海軍大臣ですかね、ブライエニーがキングスガード、あとポドリックが「サー」になっていたのも驚きでした。

 

彼も出世しましたね。

 

きっと彼らなら上手く六王国を導いてくれるでしょう。

というよりもブランがいればほぼ大丈夫な気がします。

 

12.それぞれの旅立ち

ラストのジョン、アリア、サンサ、それぞれの旅立ちのシーンは良いシーンでしたね。

いい感じにシンクロしてて。

 

それぞれの衣装に身を固め、ジョンとアリアは剣を差し、サンサは女王らしい衣装に身を包むと。

 

ホントに終わってみれば一番おさまりがいい気がします。

 

ジョンはあれからしばらくは野人たちの安住の地探しを手伝うんですかね。

 

それともかつてのマンス・レイダーのようにそのまま一緒に暮らしていくのでしょうか。

 

あのナイツウォッチの城でトアマンドが待っていてくれたのは感動しました。

 

彼がいればジョンも落ち込んでいる暇はないでしょう。

 

アマンドがいてくれてよかった。

 

なかなかすぐに彼の心の傷が癒えることはないでしょうが、トアマンドたちと暮らしていくうちに少しずつ良くなることを願います。

 

アリアはきっとこのまま生涯、冒険や刺激を求めて探検し続けていくんでしょうね。

ニードルを片手に。

彼女らしいです。

 

サンサはどうなるでしょうね。

リトルフィンガーから処世術を学んでいたようですから、いろいろ上手くはやるでしょうけど、きっと揉めることも多いと思います。

 

さしあたっては彼女の次の北の王がどうなるのか気になります。

 

彼女の子供になるとしたら、父親は誰がなるのか、兄弟が生まれたら揉めるんじゃないかとか。

 

また北は北で小さなゲームオブスローンズにならないことを願います。

 

平和が一番です。

 

13.物語を見てきたまとめ

今回はもう先もありませんので、シリーズ全てを見てきたまとめと致します。

 

いやあ、長かったですね。

もともと知り合いに勧められて見始めたのですが、シーズン1第1話でブランが落ちたところから一気に引き込まれました。

 

それから毎回、次が気になる終わり方で、どんどん見入ってしまいました。

 

はじめはホントにデナーリスがいつウェスタロス組と合流するのか、楽しみで仕方なかったのですが、今にして思えば、合流しない方が良かったですかね。

 

いや、合流したからこそ、この面白い物語ができたわけですが、純粋に彼女の幸せを想うなら、ナローシーは渡るべきじゃなかったですね。

 

もし渡ったとしても夜の王だけ倒して、エッソスの方に帰るべきだったと思います。

 

あ、そういえばグレイワームはナースへ向かうようですね。

 

確かナースはミッサンディの故郷だったはず。

 

遺骨を届けにいくのでしょうか。

 

彼もできれば今後幸せになってもらいたいですね。

 

何度か書きましたが、ホントに終わってみたら、これ以上ないという終わり方ではないかと個人的には思います。

 

それぞれが収まるところに収まったというか。

 

いろいろ最終回について予想されていましたが、これが一番いい終わり方だと思います。

 

自分としてはすごくスッとした最終回でした。

 

これからそれぞれがどうなっていくのか。

そこはとても楽しみではありますが、いったんここで区切りとしておきましょう。

 

何やら前日譚があるとかないとかって噂ですが、本当でしょうかね。

あったらあったらまた見てみたいと思います。

 

最後になりましたが、このゲームオブスローンズの感想シリーズをお読みいただき本当にありがとうございました。

 

拙い文章で、あまり考察的な文章でもなかったと思いますが、何か皆様の楽しみの一助になっていたら幸いです。

 

それではこの辺で失礼致します。

 

ゲームオブスローンズ!

良い物語でした!!

 

第5話の感想はこちら!

「ゲームオブスローンズ」シーズン8第5話感想!いよいよ次回が最終回!!

 

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