※ネタバレがありますので
まだ読んでない人は読んでから
戻ってきてください。
この帯のセリフがもうズルい!!
というわけで
ソラニンの新装版が
発売されました!
なんと
続きも載ってるとか!
これは買わなあかんやろ!!
ということで
さっそく買って読みました。
1ページ目を開いた瞬間
なんとも言えない感動が
ありました。
ソラニン自体は
もう何回も読んでる漫画
なんですけどね。
ずずいっと感想を
書いていきますよー!
新装版のこんなとこがオススメだよ!ってのはこっち!
→ソラニン新装版をオススメする理由5つ!ネタバレなし!既読の人にこそオススメ!
1.買うかどうかちょっと迷った!
おい!
買わなあかんやろ!
って思っとったんちゃうんかーい!
いやいや
買わなあかんやろとは
思ったんですけどね
値段が・・・
1600円って!!
高いよ!!
だって漫画って
大体1冊5、600円でしょう!?
インベスターZなんて
こないだ1冊5円で
売ってましたぜ!?
と思ったんですが
よくよく考えてみれば
ソラニン新装版は
2巻に分かれてた
ソラニンが1冊に
まとめられてるとのこと。
そうか。
2冊分と考えれば
1600円くらいするか。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
あれ( ゚Д゚)?
1冊800円?
そんなしたっけ?
ええい!
もう細かいことはいいじゃい!
続編も載ってるし
昔買ったソラニンは
読み返しまくり
布教しまくりで
ボロボロだから
買いなおすんじゃい!
ファンだからね!!!
ということで
買うことにしました。
僕自身ソラニンにめちゃくちゃ
影響を受けてる人間なので
「やっぱここはケチるお金じゃないな」
と思い
速攻で本屋さんへ行きました。
2.ソラニン新装版を読んだ感想
さっきも書いた通り
1ページ目を開いて
種田と芽衣子、ロッチのカラーの絵が
飛び込んできた瞬間
なんとも言えず感動しました。
なんかね
久しぶりに友達と再会した感じというか。
当時の感動が蘇ってきたというか。
僕はソラニンに出会って
少ながらず人生が変わったと思います。
まあ微々たる変化でしょうけど。
でも変わりました。
僕はソラニンを読んだ当時
大学生で種田に自分を重ねて
読んでいたんだと思います。
鬱屈として現状に満足できなくて
何か吐き出したい
でも吐き出す能力も場所もなくて
結局は世の中に毒づいて終わるみたいな。
どうしようもない
行き場のない
モヤモヤっとしたものを
ソラニンから感じて
そこから
赤信号に飛び込んだ種田を見て
なんとも言えない衝撃を
受けたんです。
赤信号で飛び込んだ・・・
種田は何を思ってたんだろうって。
その飛び込む前のセリフのラスト
「ホントに?」
とウサギが聞いてるとこが
あるんですが
このシーンはかなり印象に残ってます。
夢を追いかけてると
あの種田のラストのやり取り
みたいなことが
けっこうあるんですよね。
辞めて
普通の生活して
それでいいのか?って。
それでいいと言い聞かせても
「ホントに?」と
聞かれたら
実は全然違ってて。
やっぱりやりたいことは
やりたいことなわけで。
なんかその辺の鬱屈とした
ところに共感を持ってました。
はじめて読んでから8年間
その感覚は今も同じです。
そんで
新装版を読んで
続きのお話を読んで
なんでしょうねえ
まさに
「ゆるい幸せがダラっと
続いていくんだなあ」と
思いました。
芽衣子が30歳半ばになって
新しい彼氏
というか
旦那がいて
さらに子供までできてて
普通に普通の30代半ばの
幸せを感じていて
「そっかあ」と思いました。
なんていうか
良かったね!っていうかね。
あと
ところどころ
1話を彷彿とさせる演出というか
宅急便が届くとこから
始まる感じとか
そういう演出がなかなかにくい。
芽衣子が赤信号で
渡りそうになるところとかね。
3.種田の名前は出てこない
続編の中で
一度も
種田の名前は
出てきませんでした。
でもきっと
全員種田のことを
忘れているわけではないと
思います。
まあ友達死んで
忘れるわけねーけど。
ただ続編中で
名前は出てこない。
それでも
これは想像ですけど
ビリーと加藤が
突然弾きだした曲は
ソラニンじゃないかなと
思ってます。
てか
ソラニンであってほしい!
芽衣子も最後に
「今でも時折、
あのメロディーが
蘇ってくる事がある。」
ってモノローグから
ソラニンの歌詞を
思い出してますし
やっぱり
種田はちゃんといる
ってことなんでしょう。
そのうえで
それを引きずるとかじゃなくて
受け入れて
前に進んでいく。
遠いところにきてしまったから
もう戻れない。
世界の果てまで続いていても
歩いていく。
最後のセリフめちゃしびれました。
なんなんでしょうね。
僕こういうセリフが好きなんでしょうね。
4.昔住んでた小さな部屋は今は他人が住んでんだ
まさにこの歌詞通りの短編
「はるよこい」
芽衣子たちの
あの部屋に
次の住人が住むお話。
なんていうんでしょうね。
こうやって世界は回っていくって
感じですかね。
人も部屋も。
別れて引っ越して
その時は寂しいけど
それでも結局、生きていく。
儚いけどそれが真実です。
なんかそういう真実を
まじまじと感じる短編でした。
日常は流れていって
なにがあっても世界は
自分とは関係なく回っていく感じ。
儚いわあ。
5.まとめ
かなり駄文を書き連ねて
しまいましたけど
結局、買ってよかったかと
聞かれたら
買ってよかったし
読んでよかったです!
続編を書いてくれた
浅野先生に感謝。
1600円たけえ!
とか言ってましたけど
全然その価値はありました。
また
ソラニンの面々に会えましたからね。
なので
すでに持ってる人も
全然買って損することはないです。
ぜひ
ソラニンの続編を
読んでみてください。
で
今回ソラニンと同時に発売された
「零落」
こちらなんとも
ソラニンと対照的な内容。
こっちも読むと
ソラニンに対する感想が
またちょっと変わるかもしれません。