2週間で10キロやせたッ!

a fool Phascolarctos cinereus

Re:CREATORS(レクリエイターズ)22話感想!Re:CREATORSの意味とは!

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※ネタバレをたっぷり含みますのでまだ本編を見てない人はAmazonプライム・ビデオで最新話を見てから戻ってきてください。

  

たっはあああ!!!

おぅもしろかったああああ!!!!

 

Re:CREATORSレクリエイターズ)!!

最終回!!!

 

いやあ、満足満足。

 

上手いこと大団円に

なったんじゃないですかね。

 

クリエイターの想いと

キャラクターたちの想いと

うーん、なんか

染みる最終回でした。

 

それでは気になったところ

振り返っていきます!

 

 

1.おい!イケメンだったらひかゆに膝枕してもらえるのかよ!

いきなりそこ!?

 

そこでしょ!!

 

ここ重要でしょ!

 

弥勒寺め、イケメンはなんでもありか!

結局、ひかゆもイケメンが好きなんか!

 

「いいじゃないですか。

引き立て役だってお話には大切な役割なんですから。」

 

おお、なにかい、

ひかゆみたいなかわいい子に

膝枕してもらえない僕らは

所詮引き立て役ってことですか!

 

そんでもって

そんな引き立て役のお前らも

お話では重要だよ

そういう慰めですかい!?

 

はあ、

あ、とりあえず銀座に戻ってこれて

良かったですね。

 

2.松原とメテオラのやりとりから考える

こっから真面目な話。

松原とメテオラが

セレジアについて話してましたが

メテオラ曰く、

これから松原が書いていくセレジアは

ついには私たちと出会うことのなかった

セレジアだとか。

 

うーんということは

やはり後半で大西が言ってたように

多元宇宙論ということなんでしょうかね。

パラレルワールドみたいな。

 

つまり本紙というか

しっかりラノベとして

刊行されている

「フォーゲルシュバリエ」

の中にいるセレジア

今回、飛び出してきたセレジア

は同一人物ではあるが

別であると。

 

可能性の1つということは

そうなりますよね。

図解するとこんな感じ。

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こうなると

いよいよ鹿屋たちがほんとに

本紙というか

自分たちが元いた世界に戻れたか

どうかというのは

疑問になってきますね。

 

完全に分岐してしまっているものが

簡単に同期できるものなのかどうか。

 

うーん、これは2期への伏線なのでしょうか。

まあおそらくやらないでしょうけど。

 

しかしこう考えていくと

飛び出してきたキャラと

本紙のキャラは別ということになり

その後のキャラの行方というのは

ほんとに観測できないから

わからないとしか言いよう無いですね。

 

本紙の方で

「戻ってきた?」

とか言及させれば

きっちり繋がるというか

完璧に帰還できたことに

なるでしょうけど

それはおそらく難しいですよね。

 

エリミネーションチャンバーフェス

自体が各作品のスピンオフという扱いですし。

 

スピンオフはスピンオフ

あくまでアナザーストーリーですからね。

 

この辺りは

原作とアニメオリジナルの違いと

似た感じですかね。

 

例えば

ハガレンとかアニメオリジナルとして

1回完結してますけど

原作は原作でオチがあって

さらにその後それをアニメ化した

ものもあって、

でも全部含めてハガレンなわけで。

 

それと似たような感じなのかもしれませんね。

 

元の世界に戻るのか

新しい分岐世界ができるのか

それとも融合するのか。

 

突き詰めていくと

それは作者が決めること

なのかもしれません。

 

さっきも書いたように

完全に帰還させるなら

一言

「戻ってきた」

って書けばそれで融合させられる

わけですから。

 

ただ、その場合は

現実世界での記憶を引き継ぐ

設定にしないといけないので

やっぱりスピンオフとの融合って

ことになりますね。

 

うーん、やっぱ難しいか。

 

3.あの時、現界したのはきっと・・・

 

きっと本物のシマザキセツナだった。

 

ということでしょうか。

 

メテオラは途中で

言うのをやめてしまいましたけど

それで正解ですね。

 

あの時、現界したのが

本物のシマザキセツナであろうとなかろうと

すべては解決済み。

 

すでにアルタイルと2人で新しい世界に

旅立ってしまっているわけですから。

 

颯太君の完璧な創作物であるか

どうかというのは

わかりようがありません。

 

ただ、1つ

確実な真理があるとするならば

先週、中乃鐘が言っていたように

「死者は蘇らない」

それだけです。

 

3-1.故人を描くことについて

今回のシマザキセツナ現界は

颯太君が彼女を完璧に描き切ったから。

 

ここでそうやって

故人を書くことについて考えてみました。

 

すると思ったのが、

思い入れのある故人を描き切るというのは

相当な覚悟がないとできないということ。

 

想像してみてください。

 

今回のシマザキセツナのように

あなたももし大切な人を失っているとして

その人を蘇らせたいと願う。

 

そして物語の中の登場人物として

その大切な人を描いていこうと考える。

 

そんで実際、描いていく。

 

ここで気づくと思うのですが

故人を描こうと思ったら

その人のことを考えなくてはなりません。

 

自分が会いたいと思い

会ってると思えるほどの

実感のあるキャラクターにしようと

思ったらかなり忠実に思い出さないといけません。

 

それって

すごい心が痛くないですか。

虚しくなってきませんか。

 

会えない人を描いていく。

 

今回の颯太君はどんな気持ちで

シマザキセツナを描いていたのでしょう。

どんなことを思い出していたのでしょう。

 

メテオラも言ってましたけど

 

アルタイルが認めるほどのセツナをあなたは描ききったって。

 

どんだけ忠実に再現すれば

死者蘇生レベルで故人を描けるんでしょうね。

 

颯太君も颯太君で

葛藤があって覚悟を決めていた

ということですね。

 

そしてそれだけのキャラクターを

生み出せるということは

彼にもやはり努力の才能か

創作の才能か

何かしらの才能があるということでしょう。

 

4.各キャラのお別れシーン

 

ひかゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

 

ぶっちゃけひかゆ以外

印象に残ってないっす。

 

てか、ひかゆのお別れが

良すぎた。

 

なんすか

あのギャルゲーの

定番みたいな別れ方。

 

大西、おい、お前主人公になってんじゃねえ!!!

 

うらやましいわ!!

最後なんて言われたんだよ!!!

 

「あなたに創造されて良かった」とか

「大西さんのことはずっと忘れない」とかか!

 

いずれにしてもうらやましいわ!!

 

というかね!

ひかゆちゃん!

残念ながら!!

 

マサユキくん、全国にいるから!!!

 

たぶん

すぐ後ろにいる

八頭司もマサユキ君の

1人だから!!!

 

だから大丈夫だよ。

全国のマサユキくんたちが

選択肢をミスらなければ

ハッピーエンドを迎えられるよ。

 

まあ冗談はさておき

ほんとにひかゆの演出は

グッときました。

 

あおいえい監督が

別れのシーンの絵コンテを

描いたそうですが

1人の別れのシーンに1日かかったことも

あるそうです。

 

うん、確かに

一番印象に残ったのは

ひかゆだったけど

他のキャラの別れも

そのキャラらしさが出てて良かった。

 

特に駿河とブリッツの別れのシーンは

キャラらしさが際立っていて

ここも印象に残りました。

 

「感謝はせんよ」というブリッツと

「これからもうちは命削ってあんたらにひどいこと

するで。せやから死ぬ気で乗り越えや。」

という駿河

 

やっぱこの2人似てるなあと思いました。

それぞれの信念を貫き通すところが特に。

頑固ですよね。基本的に、2人とも。

 

ブリッツもスピンオフとはいえ

娘を生き返らせてくれたんだから

なんかお礼を言えばいいのに

言わない。

 

駿河ももうちょっと優しみある

言葉をかけてやればいいのに

「ひどいことするで」ですからね。

 

でもその前に

「命削って」ってついてる

ことが重要。

 

ブリッツが作品世界で1人の人格として

生きていられるのは

駿河が命を削って書いているから。

 

だからブリッツも

最後に笑ったんでしょう。

 

似たもの同士と思ったのかもしれませんけどね。

 

5.メテオラ帰んないの!?

真鍳も帰ってないし

結局、帰んなくても問題ないみたいだけど

これからどうやって生活していくんだろうとか

考えてしまった。

 

だって身寄りがないし。

 

小説を書いていくらしいけど

小説でメシを食うなんて

ほんとに難しいよ。

 

メテオラ大丈夫?

と心配になってしまった。

 

万里の探求者が書けば

すぐに大ヒットするのかな。

それともこれから

バイトか正社員で働きながら

コツコツと小説書いていくのか。

 

なんかバイトするメテオラとか

想像したら面白い。

 

ドンドン現実世界になじんでいくメテオラ。

そのうち言葉遣いも変わっていって

完全に現実世界の人になっていく。

 

書く小説はまったく鳴かず飛ばず

 

そんな時、

エリミネーションチャンバーフェスの

こととか思いだして

「あの時、帰ってればな・・・」

とか後悔したりするんだろうか。

 

想像したら面白いですね。

 

売れていく颯太君を見ながら

缶ビールを飲んで愚痴るメテオラww

 

そういうスピンオフも見てみたいwww

 

6.各物語のその後

チラっとずつでしたけど

各物語のその後が紹介されてましたね。

 

結局、みんなそれぞれの世界に

帰れたってことなんでしょうか。

 

閉鎖区の2人は確実に帰れたっぽいですね。

なんか新章突入してましたしww

壮大なネタバレを活かしたんでしょうかね。

 

そんなチラっと見えた中でも

感動したのが

まみかとアリステリアのポスター。

 

まみかとアリステリアのコラボ作品

「微笑みの花束を君になんて

高良田が決めたのか

なんか気持ちのこもったタイトルで

そこだけでも感動しました。

 

その前のシーンで

高良田が目の下にクマを

作りながら

授賞式に出席してましたけど

それも相まって感動しました。

 

高良田の作品への

愛を感じるというかね。

 

やっぱここも創造主と被造物が

似てるんですよね。

 

高良田も真っ直ぐ闘うことしか

できないんでしょう。

 

でもその真っ直ぐさが

結果となって

賞を受賞するところまで

いってるわけですから

アリステリアも喜んでると思います。

 

まみかとのコラボは

高良田の発案なのかどうなのか

わかりませんが

高良田が自身の作品にすべてを

捧げているのは

痛いくらい伝わってきました。

 

7.クリエイターとしての敗北

今回、僕の中でトータル

一番印象に残ったのは

中乃鐘と大西が日産スタジアム

語り合ってるシーンです。

 

中乃鐘が悔しさを噛みしめるシーンが

一番印象に残りました。

 

ほんとに完全敗北しましたからね。

 

中乃鐘たちクリエイター陣が作った

シナリオや伏線は全部アルタイルに

蹴散らされました。

 

アルタイルというか

「観客に」ですね。

 

僕はこのRe:CREATORSレクリエイターズ)の

感想でずっと言ってますが

エリミネーションチャンバーフェスは

クリエイター陣と観客との闘いでもあるのです。

 

クリエイター陣が用意した

設定、シナリオ、伏線で観客を納得させられれば

クリエイター陣の勝ち。

その場合は観客からのシナリオに対する

承認力が上がり

アルタイルを倒すことができたでしょう。

 

そう考えてみると

アリステリアにもセレジアにも

アルタイルを倒すチャンスはあったのです。

 

実際、八門遁甲を応用して封印しようとしたり

黄金の「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」

食らわせたりと

アルタイルを倒すチャンスはあった。

 

でもどれも

「アルタイルを倒す」という承認力が

得られなかったのです。

 

観客が納得しなかった。

 

「それじゃ倒せないでしょ」

って思ってしまった。

だからアルタイルは封印をぶち破り

因果を逆転させて

アリステリアに槍を突き立てられたのです。

 

クリエイターたちは

アルタイルに敗北したというより

観客に敗北したんです。

 

そして真鍳のアシストもあったけど

颯太君の用意したシマザキセツナだけが

観客を納得させられた。

 

だから大団円を迎えることができた。

 

そう考えるとやっぱ颯太君すごいっすね。

 

今はコメント0で

最後の絵もお世辞にも上手くなかったけど

ほんと最後のセレジアじゃないけど

「やれるわよ、きっとあなたなら!」

って言いたくなる。

 

8.Re:CREATORSとは!

結局、

Re:CREATORS」って何を表してたの?

ってところなんですけど

僕が思うに、それは

「被造物」でいいと思います。

ストレートに。

 

最後の颯太君がメテオラに送った

メールを見る限りでも

「すべてのきっかけは

物語から出てきた人たち

なんじゃないかなと

思うので」

みたいな記述がありますし、

ストレートに「被造物」のことを

表してるでいいかなと。

 

ただ、ここの演出憎いんですよねー。

 

「その中でも、きっかけとなったのは、や・・・

てきた人たちなんじゃないかと思・・・

そういった意味もこめて」

 

と、重要なところは見えなくしたある。

 

さらにその上に

「今回の出来事では

創造主、被造物、観客、たくさんの人た・・・

が役割を担っていました。」

と書いてある。

 

これ、どれを当てはめてもいけるんですよね。

 

創造主でもいけるし

被造物でもいけるし

観客でもいける。

 

すべてが当てはまる。

 

きっとRe:CREATORSが何を指してるかは

それぞれの好みでよい!ということですね。

 

創造主だと思う人もいるでしょうし。

まんま僕のように「被造物」のことだと

思う人もいるでしょうし。

観客がいて始めて作品が成り立つと思う人は

観客だと思うかもしれませんし。

 

その全部ってのもありでしょう。

 

うーん。

このどれでもいける感じ。

あえて答えを提示しない感じ。

憎いわあw

 

9.まとめ!

いやあ、ほんとに22話楽しませて

いただきました。

ありがとうございました。

 

マジで楽しかったです。

 

1つの作品としてめっちゃまとまってました。

 

僕は完全に納得させられました。

 

またRe:CREATORSを通して

いろいろ考えさせられることが

ありました。

 

ブログも創作物の1つです。

 

このRe:CREATORSの感想も

どれだけの人が見てくれてるのか

わかりませんが

この記事が時にだれかの心に届き

何かを与えることができているなら

書き続ける意味はあるのかなとか。

いろいろ考えさせられました。

 

物語としてももちろん面白いですけど

クリエイターとしても勉強になるので 

この作品はすべての創作活動を

してる人に見てもらいたい作品ですね!

 

最後に!

颯太君が書いた全員集合してた絵のタイトル

「親愛なる我が兄弟たち」

って最高かよ!!!

 

Re:CREATORSの感想、これにて終わり!

 

21話の感想はこちら!

Re:CREATORS(レクリエイターズ)21話感想!OPの心臓の意味とは!