今日は恋愛や人生に対して「もう疲れた・・・」と思った時に読んでもらいたい本をご紹介致します。
それがこちら。
恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方 (ヨシモトブックス)
この本は一人の男性のリアルな人生が書かれていて、やる気が出たり、共感できる部分あったりする本です。
仕事や恋愛について書かれていますが「この人よりはマシだ」と思えたり、「やっぱりそう思いますよね!」と共感できたりするので、あなたの疲れを少しは癒してくれるはず。
読書感想文的にオススメポイントをお伝えしていきます。
なるべくネタバレなく書いていきますが、もしまっさらな状態で読みたいという方がいたらここから先は読まない方がよかです。
1.この人よりはマシ
はじめにも書きましたが、この本には一人の男性のリアルな人生が書かれています。
仕事について、恋愛について、その激動っぷりが余すところなく書いてあるという感じです。
仕事についてはタイトルにもある通り「社畜」と化しています。
これ以上ない社畜っぷり。
そして恋愛もタイトル通り「恋愛依存症」と化しています。
化しています、というか恋愛依存症ですね。
仕事面では勉強になるところが多かったです。
- 社畜になるほど仕事をこなすとはどういうことか
- 仕事をする、社会人になるということがどれだけ厳しいことなのか
そういう点がとても勉強になりました。
もちろん十人十色、色んな社会人があると思いますし、社会に出て遭遇する困難の種類もいろいろあると思います。
しかしこの筆者である須田さんが遭遇した困難は困難中の困難。
難易度SSS級の困難だと思います。
最大の困難はおそらく黎明期のソフトバンクで孫さんと仕事をしていたことでしょう。
もう激務という言葉では足りないくらい激激激務といった感じです。
その激激激務の内容とはかの有名なヤフーによるADSL回線の開始です。
モデムが街中でめっちゃ配られていたあれです。
あの裏側に須田さんはいたのです。
会社に1週間泊まり込んだり、連日の会議と深夜残業の結果、須田さんは過呼吸気味になり「呼吸できてる、自分は生きてる」と確認しないといけないところまで追い詰められたそうです。
作中で「戦場」という言葉が用いられていますが、まさにピッタリ。
そうした難易度SSS級の困難と遭遇した須田さんの姿を読んで、自分はまだまだだな、もっと頑張れるはず、と思いました。
また少なくとも今、自分が遭遇している困難は自分にとっては確かに大変なものではあるが、SSS級ではない。
ということはこの人よりはマシだし、ということは何とかなるし、いや、何とかできるはずだと思うことができました。
そして恋愛面の方はとても共感できました。
2.恋愛依存症
何をもって恋愛依存症とするのかは、人によって変わってくるところかもしれませんが、やはり彼氏、彼女がこの世の全てと思い、最優先事項として位置づけ依存してしまうことを言うのではないでしょうか。
彼氏、彼女を優先すること自体は悪いことではないと思いますが、最優先して依存してしまうのは良くない。
しかしけっこうこうした経験って誰しもしていると思うんです。
だって好きになって一緒にいるわけですから、その人を一番大事にしてしまうのは当然のことでしょう。
僕もかなーり恋愛依存症になっている時期がありました。
夜中に車を飛ばして彼女の家まで行ったりとかしてました。
そんなこともあったからか、この本に書かれている須田さんの恋愛事情を読んで、とても共感できる部分がありました。
かつて恋愛依存症だった頃を思い出し、「ああ、そうですよね!そう感じますよね!」と盛大に共感致しました。
おそらく今、あなたが恋愛に疲れていたり、自分は恋愛依存症だなと思っているなら共感できる部分があるはず。
自分と同じように感じる人がいるんだなと知れれば、少しはホッとできるはずです。
3.人生の泳ぎ方は人それぞれ
人それぞれ色んな泳ぎ方があると思います。
この本は須田さんが仕事面や恋愛面において、どのように泳いできたかを教えてくれます。
僕は共感できる部分が多く、肩ひじ張らずにやっていこうと思いつつも、もっと頑張らなねば!とも思いました。
なんというかめちゃくちゃ押してくる自己啓発本ではなく、そっと寄り添ってくれる自己啓発本って感じですかね。
あとは単純に読んでいて面白いです。笑えます。
笑えるので疲れていても少しは元気が出ると思います。
しんどいなあと思う時はたいてい視野が狭くなっているもの。
この本を読んで世の中には色んな人がいるんだな、こういう生き方、泳ぎ方もありなんだなと少し視野を広げてみてください。
少しホッとするはずです。